軟性繊維腫とは
軟性繊維腫は、アクロコルドン、スキンタッグと同様、首によくできる良性のいぼです。
アクロコルドンのように小さくはなく、スキンタッグのように縦に突起していない、大き目のいぼの事を軟性繊維腫と呼んでいます。
形状
首や脇などの摩擦が生じやすい場所に皮膚の突起が多数出て来ます。皮膚と同じ色もしくは、少し濃い色のいぼです。あまり大きくはなりません。
原因
加齢によるもの、摩擦(衣類と皮膚が擦れる場所にできやすい)、糖尿病患者に多い、肥満傾向のある人に多いとされています。更年期を過ぎた女性にできやすく、年齢を重ねる程できやすいと言われています。
治療法
液体窒素で焼いたり、ハサミで切るという治療法が行われますが、健康保険適用外となることも多いようです。再発したり、別の場所にできる可能性が高いと言われています。
予防法
太りすぎに注意する位しか予防法がありません。加齢に伴うことがほとんどなので、予防法そのものが難しいと言えます。
懸垂性繊維腫とは
懸垂性繊維腫は首によくできる良性のいぼです。垂れ下がっているいぼのことを懸垂性繊維腫と呼んでいます。
形状
主に首などにできるいぼです。サイズは1㎝くらいであり、垂れ下がった状態です。柔らかいいぼで、色は肌の色と変わらないことがほとんどです。
原因
肌の老化が原因ででき、感染する可能性はないのですが、摩擦や爪で引っかいたりすることで、痛みを感じることもあります。
治療法
治療法は、液体窒素を使って焼く方法か、大きいものは手術で切除する方法が取られます。できはじめは小さいので、早めに治療することが大切です。手術の場合は縫合するので痕が残ることもあります。
予防法
予防法は、首の保湿に努めること。紫外線を浴びないようにすることなどです。もし、できてしまったら早めに治療すること。放っておいても自然治癒することはありません。時間をかけていぼが大きくなるもしくは増えて行きます。